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- 空調ダクト別、気をつけたい汚れ
一口に「空調システム内の汚れ」といっても、汚染箇所はいくつも存在します。同じ建物内でもダクトの場所や種類によって汚れ方はさまざま。こちらではダクトを種類ごとにピックアップし、それぞれの汚れの特徴と清掃ポイントについてご紹介します。
空調ダクトには、大きく分けて「外気(OA)ダクト」「給気(SA)ダクト」「還気(RA)ダクト」「排気(EA)ダクト」の4種類があります。
OAは「Outdoor Air(外気)」のことで、外の空気を室内に取り込むためのダクトです。
大気中の汚染物質の影響を受けて砂ぼこりや排気ガスの成分が多く、雨や湿気の影響で錆が発生することもあります。外気からはカビなどの微生物が入り込んでくるので、しっかりとしたメンテナンスが必要です。
SAは「Supply Air(給気)」のことで、取り込んだ空気を室内へ送るためのダクトです。
空調設備を使っていると粉塵や微生物などで汚れていき、ダクト内部の衛生状態が室内環境の良し悪しに直結します。給気ダクトをきれいに清掃することで、室内にきれいな空気を送ることができます。
RAは「Return Air(還気)」のことで、室内の空気を空調機に戻すためのダクトです。
フィルターが付いていないので汚れやすいのが特徴です。綿ぼこりが多く、汚れが多くなると火災時に延焼の危険性が高まります。空気の吸込口に綿ぼこりが多く付くと見た目も汚くなるので、こまめなメンテナンスが必要です。
EAは「Exhaust Air(排気)」のことで、空気を建物の外に排出するためのダクトです。
フィルターが付いていないので汚れやすいです。特にトイレなどの排気ダクトはサイズが小さく、粉塵で詰まってしまい排気が悪くなることもあります。
10,000m2のビルには、2,500mの空調ダクトが走っているといわれています。空調ダクトのほとんどはどこかでつながっているので、1ヶ所だけをきれいにしてもあまり意味がありません。ダクト全体を効率よく清掃して室内に快適な空気を送るには、空気の流れや汚染物質の侵入経路を的確に把握する必要があります。
当社の汚染度調査サーベイなら、粉塵や微生物の種類や量、どこから入ってきたかなど、詳細な汚染状況をチェックできます。お気軽にご相談ください。